韓国挺身隊問題対策協議会から、悲しいお知らせです。
第1回目の長田の水曜デモで、一番にアピールすることになってしまいました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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皆様
韓国では旧暦で来週の月曜が正月になります。
そのような新年を迎えることができないまま一人のハルモニがこの世を去られました。
日本政府の責任回避と欺瞞、妄言が連日被害者たちの胸に釘打つ状況で、日本軍「慰安婦」被害生存者の数は日を追うごとに減っています。
本日(1月20日火曜)朝6時30分ごろ、もう一人のハルモニが私たちのそばから離れて逝きました。今年になって初めて亡くなられたハルモニは、故ハン・オクソンハルモニです。これで、韓国政府に登録した被害者ハルモニ(234名)中、現在93人の被害者のみが生存されていることになります。
故ハン・オクソンハルモニは、1919年に忠清南道チョチウォンで生まれ、19歳の時(1938年)に就労詐欺で連行され、中国の吉林省、太原などで「慰安婦」として大変な苦しみを経験しました。この2年間あまり病院で闘病生活を送り、老患で亡くなられました。
多くの方が、寂しくないようハルモニの最後を見送ってくださればと思います。
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水曜デモとは
日中戦争(十五年戦争)・アジア太平洋戦争中、日本軍は兵士たちの性的欲求を満たすため「慰安所」をつくり、植民地や占領地にいる数多くの女性たちを強制的に性奴隷としました。「慰安婦」とされた女性たちは、繰り返し性暴力と虐待を受けました。日本の敗戦により解放されたはずの被害女性たちは、日本軍兵士に無理やり性行為を強要され、辱められたことを誰にも言えずに長い間生きるしかありませんでした。しかし日本軍の関与はなかったという日本政府の対応に、90年代になって一人、二人と名乗りを上げ事実を話し始めました。それにより日本社会においてもやっと日本軍「慰安婦」の存在が知られるようになりました。 被害女性たちは日本政府に、真相究明、公式謝罪、国家賠償、責任者処罰などを求めて声を上げ始め、韓国では日本大使館前で1992年1月8日から毎週水曜日にデモが続けられてきています。 私たちは、すべての日本軍「慰安婦」問題の被害女性と連帯すべく第三水曜日に水曜デモを行います。
1 件のコメント:
ハン・オクソンさんのご冥福をお祈りします。
時間との勝負・・・。
彼女たちが本当に救われるまで地道に続けてください。
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